外壁塗装をベージュにしたい!ベージュ系の人気色、おしゃれな施工事例を紹介
ベーシックなベージュ系は外壁塗装の定番カラーとして根強い人気があり、最近はベージュに近いモカも人気です。
ベージュ系の色は外壁に取り入れやすく、汚れが目立ちにくいことや周囲の景観と馴染みやすいことから人気があります。
そこでこの記事では外壁塗装をベージュ系にしたい方に向け、ベージュ系の塗料で外壁塗装を発注する際の基礎知識や色の種類、施工事例やベージュ系の塗料と相性が良い色などを紹介します。
目次
外壁塗装の定番色!ベージュ系の外壁が人気の理由
外壁塗装の定番色であるベージュ系の色は、汚れが目立ちにくく幅広い色との相性が良いなどの理由で人気があります。下記では、ベージュ系の外壁が人気である理由を詳しく紹介します。
ベージュ系の外壁は汚れが目立ちにくい
ベージュ系の外壁は砂埃や泥と近い色味をしていることから、外壁の汚れの目立ちにくさや、和洋どちらの建物にも合う万能さが人気の理由となっています。
また、ベージュ系と同様の理由でグレーやブラウンの外壁も人気があります。ブラウン系の外壁については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
「外壁塗装でブラウン系が人気!おすすめの色合わせと施工例を紹介」
グレーの外壁については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
「外壁塗装で人気のグレー!施工例、おしゃれに仕上げる方法を紹介」
どんな色とも相性が良く周辺の景観とも馴染みやすい
ベージュ系外壁はさまざまな色との相性が良く、周辺の景観と馴染みやすいのが最大の特徴です。
周りの建物と調和し悪目立ちすることもないため、できる限り周りの建物との調和を取りたい方にもおすすめです。
暖かみのある雰囲気を演出できる
ベージュ系の外壁は、建物に暖かみや高級感、上品さを演出することができます。
見る人や住む人に安心感を与えることができるため、落ち着いた雰囲気を好む方はベージュの外壁を選ぶと良いでしょう。
家を大きく見せる効果がある
ベージュは膨張色に分類されるため、家を大きく見せる効果があるといわれています。
ベージュの他には白・赤などが膨張色として分類され、同じく家を大きく見せる効果があります。
逆に引き締まった印象を与える収集色では建物が小さく見えてしまうため、建物を大きく見せたい方はベージュ系のような膨張色を選ぶようにしましょう。
ベージュ系の人気色5選
ベージュ系の色味には濃淡の違いによりさまざまな色味があり、それぞれ名称も異なります。ここでは、外壁塗装に使われるベージュ系塗料の人気色を紹介します。
ノーマルベージュ
イエローとブラウンの中間色であるノーマルベージュは周囲の建物とも調和しやすく、明るさのバランスがちょうど良いことが特徴です。
ノーマルベージュを扱っているメーカーには、日本ペイントやエスケー化研、関西ペイントなどがあります。
ライトベージュ
ライトベージュは白色に近い色味をしていますが、ベージュ要素が薄く入っているため、白色よりも汚れが目立ちにくいことが特徴です。
ノーマルベージュよりも人気が上がってきており、ナチュラルで優しい雰囲気を演出することができます。
モカベージュ
モカベージュは、一般的なベージュよりも少し黒寄りの色味をしています。
シックで都会的な印象を与えるモカベージュは洗練された雰囲気に仕上げることができるため、おしゃれなイメージを好む方からの人気が高い色です。
オレンジベージュ
ノーマルベージュよりも赤みや黄色みが強いオレンジベージュは、建物に明るく元気なイメージを与えることができます。
自然素材のような質感があることから欧米風の住宅の雰囲気に仕上げることができますが、周囲との馴染みもよく、悪目立ちすることがありません。
ピンクベージュ
ピンクベージュはベージュの色味にピンク要素を足したカラーで、外壁塗装に使用することで建物の明るさや暖かみのバランスがよくまとまった仕上がりになります。
人気色のモカベージュと同様に人気が高い色であり、他の色とも組み合わせやすいのが特徴です。
ベージュ系外壁にはツートンカラーがおすすめ
ベージュ系の塗料を外壁に使用する場合は、ツートンカラーにするのがおすすめです。
外壁塗装に2色の塗料を組みわせることで、建物の印象を大きく変えることができます。
ツートンカラーについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
下記では、ベージュ系カラーと合うツートンカラーの組み合わせをいくつか紹介します。
ベージュ×ブラウン
★
ベージュとブラウンは同系色のため、ツートンカラーにしたりサッシやドアなどの付帯部に用いたりすると全体的にまとまりのある印象に仕上がります。
ただし、ブラウンの中にも濃いブラウン・薄いブラウンなど濃淡がさまざまです。
そのため、ベージュとブラウンのツートンカラーで塗装を行う際は濃淡に気をつけて色選びを行うようにしましょう。
ベージュ×ホワイト
★
ホワイトとベージュの組み合わせは、外壁塗装の中でも人気の高い組み合わせです。
この2色はとても相性が良く、ツートンカラーにする場合でも明るく華やかな仕上がりになります。
シンプルな色同士の組み合わせですが、地味になりすぎず悪目立ちもしない王道人気カラーと言えるでしょう。
ホワイトを用いた外壁塗装については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
「白は外壁塗装で不動の人気のカラー!おしゃれな色合わせや施工事例を紹介」
ベージュ×ベージュ
★
ベージュ系の外壁の中でも、ノーマルのベージュとモカベージュやライトベージュなど、色味の違うベージュ同士を組み合わせる方法も人気があります。
濃淡の異なるベージュ同士を外壁に用いることで、優しい雰囲気を崩さずにおしゃれな外観に仕上げることができます。
また、地味すぎる仕上がりを避けたいという方はホワイトを付帯部などに使用し、アクセントにするのがおすすめです。
ベージュ×カーキ
★
ベージュとカーキの組み合わせもとても相性が良く、ナチュラルな雰囲気の外壁に仕上げることができます。
カーキは淡いトーンでなく、濃いトーンを選ぶと引き締め効果があり、よりまとまった仕上がりにすることができます。
また、リラックスできる優しいイメージに仕上げたい方には、ベージュとカーキの組み合わせがおすすめです。
ベージュ系塗料での外壁塗装をおしゃれにする方法
ここでは、ベージュ系塗料で外壁塗装をする際のコツを紹介します。
ベージュ系での外壁塗装は配色が大切
ベージュ系の外壁塗装を行う際は、配色バランスに十分に注意する必要があります。
ツートンカラーなど二色以上を使用する場合、外壁のどの部分をベージュカラーにするか、そもそもツートンではなく一色だけで仕上げるのかなど、大まかな配色を決めておくようにしましょう。
ベージュの配色バランスによって建物の雰囲気やイメージはガラッと変わるため、施工実績やなりたい建物のイメージを下調べしておくのもおすすめです。
屋根や付帯部との相性もチェック
ベージュ系の外壁塗装を行う際は、屋根や付帯部との色の相性も良く確認することが重要です。
組み合わせの確認をする際は実際の施工実績を確認する方法も有効ですが、事前にカラーシミュレーションを活用して組み合わせに違和感がないかどうかを確認しておく方法がおすすめです。
全体をベージュカラーにする場合は、屋根やサッシ、ドアなどの付帯部をアクセントにした配色をするとバランスの取れた仕上がりになります。
しっかりとメリハリのついたデザインにすることで、おしゃれでコントラストの効いたデザインにすることができるでしょう。
ベージュ系の外壁におすすめの屋根色
ブラックやグリーン、オレンジやブライトレッドなどのカラーは、ベージュ系の塗料と組み合わせると綺麗にまとまります。
それぞれの色を屋根や付帯部外壁どの部分に使用するのかどうかは、必ず建物全体の印象や色の相性を確認し十分に考慮したうえで決定するようにしましょう。
基本的にベージュ系の塗料を外壁に使用する際は、ブラックや グリーン、オレンジなどを屋根の色に採用すると、建物全体のバランスが良くオシャレな仕上がりになります。
外壁部分はベージュ一色でも綺麗にまとめることができますが、2色以上使用する場合は全体のバランスを見たうえでデザインを決めると良いでしょう。
薄い色の屋根はおすすめできない
一般的に薄い色や淡い色味は、ベージュ系の外壁とは相性が悪いといわれています。
ベージュ系の外壁自体が薄く淡めの印象を与えるため、組み合わせる色が同じ薄い色味になってしまうと、全体的にぼやけた印象になってしまうためです。
また、全体的に薄い色だけでまとめてしまうと建物に付着した汚れも目立ってしまう可能性もあります。
レンガやタイルとの組み合わせもおすすめ
ベージュ系の塗料は、レンガやタイルとの相性も良いといわれています。
建物にレンガやタイルを取り入れたい方は、ベージュ系の塗料と組み合わせると良いでしょう。
特に材質や質感が異なる外壁と相性がいいといわれているため、木目調や漆喰調のデザインとの組み合わせもおすすめです。
組み合わせ次第でシンプルで落ち着いた印象にしたり、モダンで大人っぽい雰囲気にしたりすることができるでしょう。
外壁をベージュ系にする際に押さえておきたい注意点
ここでは、外壁をベージュ系にする際に押さえておきたい注意点を紹介します。
塗料メーカーによってもベージュの色味は異なる
一口にベージュ系の塗料といっても、塗料メーカーごとにベージュの色味はそれぞれ異なります。
ライトベージュやモカベージュなど同じ名前の商品でも実際の色味が異なることがあるため、希望の色味を探す際は複数メーカーの塗料を比較することが大切です。
また、使用したい色が複数ある場合は、一般的に同じメーカーの同じ種類の塗料を使います。
塗料ごとに乾燥時間が異なる可能性もあるため、より完成度の高い仕上がりを求める方は必ず同じメーカーの塗料を選ぶようにしましょう。
色によっては周囲の景観に埋もれやすい
ベージュ系の外壁は人気が高く、多くの方が外壁塗装に採用しています。
そのような理由からベージュ系の外壁は周囲の景観に埋もれやすく、建物を個性的な印象にしたい方や目立たせたい方には不向きの色といわれています。
そのため、周囲の景観に埋もれてしまうことを懸念される方は、事前に業者側とよく話し合う必要があります。
ベージュ系単色の外壁はおすすめできない
ベージュ系の外壁は単色で塗装してしまうとシンプルすぎる仕上がりになってしまい、メリハリがなくなってしまうケースも多くみられます。
シンプルすぎる仕上がりを避けるためには単色使いではなく、ツートンカラーにしてみたり屋根の色を変えたり、付帯部のアクセントとして別の色を取り入れたりするのがおすすめです。
ベージュ系と原色の組み合わせは相性が悪い
原色カラーである赤や黄色などの塗料は、ベージュ系との相性が悪いといわれています。
ベージュ自体が淡い色合いであることから原色とは馴染みにくく、外壁に使用した場合は建物の統一感がない仕上がりになってしまいます。
全体的な雰囲気だけではなく見た目のイメージも悪くなってしまうため、色の組み合わせには十分に注意が必要です。
色見本やカラーシミュレーションを色選びに用いることが大切
外壁塗装でよく起きてしまう失敗として代表的なものは、選んだ色と実際の色味が違っていたという失敗例です。
色選びを行う際に紙面や画面上で色味を確認した場合であっても、施工後は面積が大きくなったり、日の当たり方によって想像していた色とイメージが異なったりする可能性があります。
このような失敗が起きないためには、事前に大きな色見本やカラーシミュレーションを利用して色味を確認しておくことが大切です。
色見本やカラーシミュレーションの違いは以下の通りです。
色見本
色見本とは各施工メーカーが各自で用意している色の見本のことで、A4サイズほどの板に塗料を塗装したもののことをいいます。
紙面などの小さな面で確認した色味と大きな板で確認した色味とでは、大きな板の方が実際の色味に近くなります。
A4サイズの色見本の重要性などについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
カラーシミュレーション
カラーシミュレーションは、ソフトやアプリを利用して実際の建物に塗装した際のイメージを確認することができるツールです。
ただし100パーセント同じ再現ができるわけではなく、光の当たり方によって見える印象が異なることがあるため、カラーシミュレーションを確認する際はできるだけ太陽光の下で確認するようにしましょう。
また、色の面積効果によりカラーシミュレーションで確認する色味が暗く見えることがあります。
面積が大きくなると色が明るくなったような印象を受けるため、カラーシミュレーションで確認した明るさにしたい場合は1トーン暗めの色を選ぶと良いでしょう。
おすすめのカラーシミュレーションなどについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
まとめ
ベージュ系塗料の人気色やベージュ系塗料が与える印象、ベージュ系の塗料を使用した外壁塗装での注意点などについて詳しく解説しました。
周囲の建物と馴染みがよく失敗が少ないカラーとして人気を集めているベージュ系塗料ですが、外壁塗装で採用する際は他の塗料との組み合わせやバランスなどを十分に考慮したうえで組み合わせを決めることが重要です。
素人目線の判断では難しいこともあるため、デザインについてご不安な方は外壁塗装を行う業者に相談してみると良いでしょう。
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