外壁塗装でブラウン系が人気!おすすめの色合わせと施工例を紹介
外壁の色選びの際、ブラウン系を外壁に取り入れたいという方も多いと思います。
ブラウン系の塗料にはライトブラウンやダークブラウンなどの色味もあり、色の濃淡もさまざまです。2色を組み合わせたツートンカラーで採用する方も多く、配色のバランスも重要になります。
そこでこの記事ではブラウン系の外壁にしたい方に向けて、ブラウン系の外壁塗装の特徴やメリット、デメリットを紹介します。
ブラウン系の塗料で外壁塗装を行なった建物の施工事例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
外壁塗装にブラウン系の色が人気である理由
ブラウン系の外壁は、白色の外壁と比べて汚れが目立ちにくいことが最大の特徴です。
周りの建物や景観にも馴染みやすいことから外壁塗装に採用する方が多く、根強い人気があります。
外壁塗装に使われるブラウン系の人気カラーは何色?
外壁に使用される塗料はさまざまなメーカーから製造・販売されています。
ここでは代表的な塗料メーカーであるアステックペイント社が製造、販売している外壁塗装用塗料「超低汚染リファイン1000シリーズ」から、人気の外壁色トップ10を紹介します。
順位 | 色の名称 | 色の系統 |
1位 | ブロークンホワイト | ホワイト |
2位 | クールホワイト | ホワイト |
3位 | ベージュ | ブラウン |
4位 | チャコール | ブラウン |
5位 | アイアンバーグ | ブラウン |
6位 | ミッドビスケット | ブラウン |
7位 | ホワイトリリィ | ホワイト |
8位 | ニュートラルホワイト | ホワイト |
9位 | モカ | ブラウン |
10位 | ライトラテ | ブラウン |
薄くて明るめなブラウンであるベージュは、ラクダのような色味をしていることからラクダ色とも呼ばれることがあります。
アイアンバーグは全体的に濃いブラウンで、シックな仕上がりになることが特徴です。
6位にランクインしているミッドビスケットはクリーム色とベージュの間の色味をしているブラウン系カラーで、落ち着いた優しい印象に仕上がります。
モカは一見するとコーヒーのよ0うな暗めのブラウンを想像する方が多いかと思いますが、外壁塗装で使用されるものは薄めのブラウンカラーになります。
ライトラテはラテを薄くしたような薄いブラウンカラーで、上品で景観に馴染みやすいのが特徴です。
このようにブラウン系の外壁は毎年多くの方からの人気を集めており、相性の良いホワイト系・グレー系と組み合わせたツートンカラーにする方も多いようです。
また、ブラウンの中でも濃淡があるため、明るめのライトブラウン系から暗めのダークブラウン系など、さまざまな色味からお好きな色を選ぶことができます。
アステックペイントの人気色については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
「アステックペイントの人気色ブロークンホワイト・ペールビスケット・ライトラテについて知ろう!」
ブラウン系塗料での外壁塗装の施工事例
ブラウン系塗料で外壁塗装をするメリットとデメリット
外壁塗装で人気を集めているブラウン系カラーですが、施工するうえでメリット・デメリットが存在します。
あらかじめメリットやデメリットを理解したうえで施工をすることで施工後のトラブルやイメージとの違いをなくすことが出来るため、事前に把握しておくことをおすすめします。
メリット
ブラウン系の外壁は万人受けする王道カラーとも言え、周囲の建物から悪目立ちすることなく馴染みやすいことが最大のメリットです。
また、外壁につきやすいと言われている泥やカビ、排気ガスなどの汚れが目立ちにくいため、なるべく綺麗な外壁を維持したいという方におすすめです。
デメリット
ブラウンの外壁のデメリットとして挙げられるのが、個性的な仕上がりになりにくいという点です。
ブラウンの外壁は昔から人気があるため、どんなに他の色と組み合わせをしたとしても、他の色よりも簡単に景観に馴染んでしまいます。
また、ブラウンの中でも濃いブラウンから薄いブラウンまでさまざまな色があることから、塗料選びに時間がかかったり、色選びが難しいと考えたりする方も多いようです。
外壁をブラウン系に決める前に知っておきたい配色のルール
ブラウン系の外壁塗装を行う際、色選びを行ううえで配色ルールというものがあります。
この配色ルールを知っておくと建物全体のバランスがよくなり、より雰囲気の良い建物に仕上がります。
下記では、配色ルールについて詳しく説明します。
ベースカラー
ベースカラーは、建物全体の部分を占めるメインの色です。
ブラウン系をベースカラーにする場合は、ライトブラウンやベージュ系など、淡い色味のブラウンを選ぶと他の色との相性も良くまとまった仕上がりにすることができます。
一方、濃いブラウンをベースカラーにしてしまうと付帯部の色が目立ちにくくなるほか、相性がよくない色を選んだ場合は悪目立ちしたりしてしまう可能性もあります。
そのため、ベースカラーには他の色味を引き立てる脇役のような色味を選ぶのがおすすめです。
サブカラー
サブカラーはベースカラーとアクセントカラーの中間色のような色で、建物のバランスを良くし、雰囲気を安定させる役割があります。
ベースカラーとやや差をつけて、建物全体の20%〜30%ほどの割合にするとおしゃれな仕上がりになります。
アクセントカラー
幕板・窓のフレーム・屋根などに用いるアクセントカラーは、白、黒や暗く濃い色、鮮やかな色が使用されることが多いようです。
アクセントカラーという名前の通り、建物の中で一番目立つ色を選択すると建物が引き締まった印象になります。
ブラウン系がメインの外壁にする場合は、アクセントカラーとして黒や暗く濃いダークブラウンなどがおすすめです。
塗装面積は、建物全体の5%〜20%を目安にしましょう。
ツートンカラー外壁におすすめ!ブラウン系と相性が良い色の組み合わせの例
近年はブラウン単色の外壁ではなく、2色を組み合わせたツートンカラーを選ぶ人が増加しています。
下記では、ブラウン系外壁と相性が良い色を紹介します。
ブラウン×白色
ブラウンと白色の外壁は、全体的に調和が取れたバランスの良い仕上がりになります。
万人受けする組み合わせで失敗が少なく、外壁塗装の色選びに悩んでいる方におすすめの組み合わせです。
白色の外壁塗装については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
「白は外壁塗装で不動の人気のカラー!おしゃれな色合わせや施工事例を紹介」
ブラウン×クリーム色
★ブラウンとクリーム色は同系統のカラーのため相性がとても良く、調和が取れる組み合わせです。
クリームを組み合わせることで柔らかく優しい雰囲気を取り入れることができ、濃いブラウンで全体をシュッと締めることができるので、すっきりとした印象に仕上がります。
ブラウン×黒
★木の風合いを取り入れたブラウンと黒の相性もとても良く、おしゃれな雰囲気の仕上がりになります。
黒を取り入れているにもかかわらず、ブラウンの優しい色合いが重苦しくなりすぎない絶妙なバランスを取ることができます。
ブラウン×グレー
★ブラウンとグレーの外壁は一見すると地味なイメージを持たれがちですが、デザイン次第ではおしゃれな雰囲気の仕上がりになります。
ブラウンの濃淡を生かすことでグレーを引き立たせるデザインがおすすめです。
ブラウン×レンガ
★ブラウンの外壁にレンガを混ぜることで、海外の雰囲気あふれる建物に仕上がります。
レンガにもさまざまな色がありますが、ブラウンの外壁には赤みが濃いものを選ぶのがおすすめです。
ブラウン×木目調
★ブラウンの外壁と木目調の組み合わせは同系色のため、よく馴染みます。
ウッディーな別荘風の仕上がりを求めている方におすすめの組み合わせです。
そのほかの相性が良い組み合わせについては、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
ブラウン系塗料での外壁塗装を失敗させないためのコツ
ここでは、ブラウン系塗料での外壁塗装で失敗しないためのコツを紹介します。
ブラウンの濃淡を最初に決める
ブラウン系の塗料には、ライトブラウンからダークブラウンまでさまざまな色味があります。
外壁塗装に使用する色を決める際は、どの濃淡のブラウンを採用するかどうか初めに決めておくようにしましょう。
複数の色で悩んでいる場合は、色のサンプルなどを3種類ほど用意して見た感じの印象や雰囲気を比較する方法がおすすめです。
基本的に、濃いブラウンの場合はスタイリッシュな印象に、明るめのブラウンの場合は明るく優しい印象に仕上げることができます。
ブラウン系で塗装する場所を決める
使用する色を決定したら、どの位置にブラウンの塗装をするかを決めましょう。
一階と2階で使い分けるのか、屋根のみの塗装にするのか、付帯部に使用するのかなど、明確なイメージを決めておくと施工後の仕上がりが想像しやすくなります。
全体をブラウンだけで塗装するのも一つの方法ですが、重苦しい雰囲気になってしまったり周囲の建物から浮いたりしてしまうこともあります。
カラーシミュレーションを活用する
カラーシミュレーションでは、専用のアプリやソフトを活用して完成予想図を確認することができます。
しかし業者によっては、カラーシミュレーションを採用していないこともあるため、あらかじめカラーシミュレーションを導入しているかどうか尋ねてみると良いでしょう。
また、ご自身でもカラーシミュレーションを試すことができます。詳しくはこちらの記事で紹介しています。
ブラウン系塗料で外壁塗装をする際の注意点
ここでは、ブラウン系の塗料で外壁塗装をする際の注意点を紹介します。
それぞれの注意点によく気をつけ、外壁塗装での失敗が起きることのないようにしましょう。
自宅周辺の景観と相性が良いかを確認する
周辺の建物と自分の建物が馴染んでいるかどうかというのも、気をつけたいポイントの一つです。
例えば周囲の建物が全て真っ白な建物の場合、ブラウンの建物が一つだけ建っていると悪目立ちしてしまいます。
上記のような例は一例ですが、施工する塗料を決定する前に必ず周囲の建物との相性を確認しておくようにしましょう。
色選びをしっかりと行う
塗料選びを行う際は、色見本やカラーシミュレーションをよく活用したうえで色を決めることをおすすめします。
また、ブラウザや紙面で確認した色と実際に施工した色は印象が異なることもあるため、必ず大きな面で確認することが大切です。
色味を確認する際は室内だけでなく屋外でも確認をし、晴れた日や雨の日、曇りの日など、シチュエーションや時間帯を変えて念入りに確認するようにしましょう。
優良業者に依頼する
塗装業者に見積もり依頼を行う際は、1社のみではなく複数の業者から同じ条件で見積もり依頼を行うようにしましょう。
見積もり依頼の条件を同じにすれば業者同士の比較が行いやすく、優良業者を探しやすくなります。優良業者の選定方法などは、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
まとめ
ブラウン系の外壁の特徴や、 人気の色の組み合わせについて紹介しました。
ブラウン系の塗料は種類が幅広く、組み合わせも数多く存在するため、理想のデザインがわからないという方や色選びにお悩みの方は専門業者と話し合いを重ねたうえで決定しましょう。
また、塗装業者を選ぶ際は施工事例や口コミなどを下調べし、納得のいく優良業者を十分に吟味したうえで選定するようにしてください。
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