外壁をおしゃれに塗装したい！外壁のデザインや配色を紹介

外壁塗装工事やサイディング補修を行う際、「せっかくだからおしゃれな外壁にしたい！」と思っている方も多いと思います。

外壁はその家のイメージを作る重要な部分のため、外壁のデザインや色選びについては慎重に検討を行う必要があります。

そこで今回はおしゃれな外壁にするために重要なポイントや、実際の外壁塗装の施工写真を紹介します。

外壁塗装を行う際におしゃれなデザインにしたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

おしゃれな外壁は色で決まる？

外壁をおしゃれに見せるために一番重要なポイントは「色選び」です。

住宅の外壁に採用される色には、ホワイト・ベージュやアイボリー・ブラウンや黒などがあります。最近ではブルー系やグリーン系を採用する方も多いようです。‌

また、２色を組み合わせてツートンカラーの外壁にしたり、３色を組み合わせたデザインにする方も増えています。下記では、色ごとのデザインや組み合わせ方、印象について詳しく解説します。

また、人気の色などに関しては以下の記事を参考にして下さい。‌

外壁塗装の人気色ランキングTOP10｜色選びのポイント・組み合わせ方

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ホワイト（白）の外壁の家

ホワイト（白）の外壁は、全体的に統一感がある明るい印象を与えます。‌

ホワイト（白）さまざまな色との相性もよく、2色以上の塗装剤を使用する際にも採用される機会が多いカラーです。‌

また、付帯部も白の塗料で塗装することで更に統一感を持たせつことが可能です。屋根部分などに違う色を塗装すると、白い外壁をより一層際立たせることができます。‌

一方で汚れが目立ちやすいというデメリットがあり、外観を保つためには定期的な洗浄が必要になります。

ベージュ・アイボリー系の外壁の家

ベージュやアイボリー系の外壁は、ナチュラルで落ち着きのあるイメージを与えることができます。‌

白よりも明度が低いため他のカラーとも調和しやすく、温かみのある印象を作り出すことができます。一方で、人気色であることからベージュやアイボリー系の外壁を採用している住宅も多いため、周囲の外壁と似たようなデザインになりやすいことがデメリットといえるでしょう。一味違ったデザイン性を求めている場合は付帯部に他のカラーを使用し、アクセントにすることもおすすめです。

ブラウン系の外壁の家

ブラウンは自然界に多くある色であるため、ぬくもりや安心感などのイメージを与えることができます。

また、金属系サイディング材との相性がとても良いことも大きな特徴です。金属系サイディングの風合いを生かしながらブラウンを採用することにより、モダンかつ温かみのある家にすることができます。ただしブラウンの色味によっては重々しい印象を与えてしまうこともあるため、色選びを慎重に行う必要があります。‌

グレー系の外壁の家

グレーの外壁は汚れが目立ちにくく、他の色とも合わせやすいことが大きなメリットです。

スタイリッシュで上品なイメージを生み出すことができるため、落ち着いた雰囲気を好む方におすすめのカラーとなっています。

しかしグレーの外壁単色の場合はぼんやりとしたイメージになってしまうことがあるので、他のカラーとうまく組み合わせる必要があります。

ブラック（黒）の外壁の家

‌ブラックは近年人気が高まってきているカラーの一つでもあります。

外壁に採用することで、高級感や重厚感が感じられるスタイリッシュなイメージの住宅にすることができます。

しかし他のカラーとの相性があまり良くないため、屋根や付帯部のカラーで冒険をするのは難しいでしょう。

ブルー系の外壁の家

‌ブルー系の外壁は、高級感を演出することができます。

ひとくちにブルー系といっても色合いはさまざまですが、ネイビーなどのカラーであれば落ち着いたモダンな外壁に、またビビットなブルーカラーであれば個性的な外観に仕上げることができます。

しかし周囲の家との調和が取れないことがあるため、周辺に立っている建物との色合いを気にしながらカラーを決める必要があります。

グリーン系の色の外壁の家

‌グリーン系の外壁も、住宅を落ち着いた印象に仕上げることができます。

つや消し塗料などを使用することでさらに落ち着いた雰囲気に仕上げることができるため 、大人な印象を求めている方にもピッタリのカラーです。

しかし経年劣化で色褪せが他の色よりも目立ちやすいデメリットがあります。

外壁と付帯部で色変えもあり！おしゃれな色パターン

白と黒、白とブラウン、白と赤などさまざまな色を組み合わせることで、おしゃれな外壁に仕上げることができます。

ここでは、おしゃれな外壁にするための２色の組み合わせパターンについて紹介をします。

白と黒の外壁

白と黒は反対色ですが、この2色を組み合わせることによりスタイリッシュでモードな雰囲気を演出することができます。

存在感も十分に表すことができるため、周囲とは一味違った特別な雰囲気を作り出すことができます。

白とダークブラウンの外壁

白とダークブラウンの2色の外壁は、上品で落ち着いた印象を与えることができます。

上下でくっきり二色に分けるというよりは、ポイントごとにダークブラウンを挟むとよりスタイリッシュでおしゃれな印象にすることができるでしょう。

白と赤の外壁

白と赤の外壁は、地味すぎる外壁は嫌だけど、あまり目立たせたくないという方にオススメの組み合わせです。

フレッシュで目立ちすぎない外壁に仕上げることができます。

白とアイボリーの外壁

白とアイボリーは同系色の組み合わせになりますが、白のみの単色で統一するよりも馴染みやすい印象に仕上げることができます。

白特有の清潔感を演出しつつ、親しみやすさや柔らかな雰囲気をそのまま残すことができるでしょう。

白とベージュの外壁

白とベージュの外壁も同系色同士の組み合わせになります。

この二色の外壁は、優しく馴染みやすい雰囲気を演出することができます。

白と青の外壁

白と青の外壁の組み合わせを行う際は、青い外壁をベースにサッシや付帯部に白い色を入れていくとよりオシャレな雰囲気に仕上げることができます。

青一色では目立ちすぎる印象になりますが、ポイントカラーとして白を入れることで爽やかで明るい印象を与えることができるでしょう。

白とネイビーの外壁

ブルー系の外壁の中でも、ネイビーは近年人気が上昇しているカラーのひとつです。

白と組み合わせることによりネイビーを引き立たせることができ、明るく上品でモダンな印象に仕上げることができます。

黒と黄色の外壁

黄色と黒の外壁の組み合わせは、 明るくポップで安定感のあるイメージに仕上げることができます。クリーム色に近い黄色だとより周囲の環境にも馴染みやすいといえるでしょう。

また黄色のカラーの代わりに、ウッド調との組み合わせにも黒はよく合います。

緑とブラウン系色の外壁

緑とブラウンは反対色でもありますが、自然界にあふれている色を組み合わせることで親しみやすさとおしゃれな雰囲気をどちらも演出することができます。

緑色を選ぶ際は、原色に近いカラーよりもモスグリーンのようなくすんだカラーがオススメです。

ブラウンなどの同系色でまとめた外壁

ブラウンの同系色は明るさや色味を少しずつ変えることで、3色以上を組み合わせてもまとまりがある仕上がりになります。

塗料だけでなくレンガやウッドなどの素材との組み合わせでも、一味違った印象に仕上げることができるでしょう。

塗り方を変えて外壁をおしゃれに！外壁の塗り方パターン

外壁の塗り方には単色塗り・2色塗り・ツートンカラー・ポイントカラーなどさまざまな塗り方があります。

ここでは、外壁をおしゃれに見せるための塗り方のパターンについて紹介します。

単色塗りの外壁

外壁を全て同じカラーで塗ったり、同じ素材を使用する方法です。

統一感を演出することができコンパクトな仕上がりになるため、最も一般的なパターンともいえるでしょう。

ベージュやブラウンの外壁にすると落ち着いた雰囲気に仕上がり、ブラックやグレーの外壁にすることでモダンで大人な雰囲気に仕上げることができます。

２色塗りの外壁

白とグレー、ネイビーとブルーなど、同系色の塗料を2色使って塗装を行う方法です。

上下の二色で振り分ける方法ではオーソドックスな雰囲気に、また左右で塗り分ける方法は個性的でスマートな雰囲気の外壁に仕上がります。

ツートンカラーの外壁

ツートンカラーは外壁を2色に塗り分けるデザインのことをいいます。

トーンの近い色同士を組み合わせることで穏やかな印象に仕上げることができ、メリハリのある色を組み合わせることでよりシャープな印象に仕上げることもできます。

ツートンカラーを採用する方は、片方の色を白やグレーにする方が多いようです。

一部分にポイントカラーを使用した外壁

窓枠のみや玄関周辺など、一部分のみ違う色を外壁に取り入れる方も増えています。

ツートンカラーよりも人目を引きやすいデザインに仕上げることができます。ポイントカラーでは、 ベースカラーよりも大きく明度差をつけられたカラーが採用されることも特徴です。

複数の色を使用した外壁

複数の色を外壁に採用する方法も増えています。
３色以上の色を採用してしまうと統一感がなくなってしまうため、ベースカラーとサブカラー、アクセントカラーの３色に分けて塗装を行うことが多いようです。‌

サイディングの模様を生かした外壁

「レンガ調」や「木目調」など、サイディングのデザインを生かした塗装を行う方も増えています。この場合は、元のデザインを生かすためにクリア塗料によって塗装を行います。

クリア塗装に関しては、以下の記事を参考にして下さい。‌

外壁塗装のクリア塗装とは？特徴、適している壁、メリット・デメリット

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希望するイメージから決める色の組み合わせ方

外壁の配色によって、住宅に与えるイメージや雰囲気は大きく異なります。

「シンプルでモダンな雰囲気」「ナチュラルで自然な雰囲気」など希望するイメージによって選ぶべきカラーは異なるため、色の組み合わせを慎重に行うことが大切です。

この章では、希望するイメージから色の組み合わせを決める方法について紹介します。

ナチュラルで自然な外観にしたい

ナチュラルで自然な雰囲気の外観にしたい場合は、白やアイボリーブラウン系の塗料を選ぶことをおすすめします。

これらのカラーは2色使いをする場合にも他の色との相性が良いため、さまざまなデザインに対応することができます。

シンプルでモダンな印象の外観にしたい

近年ではシンプルでモダンな外壁を希望される方も増えていますが、このような外観にする色として、濃いグレーや黒色、もしくは白がおすすめです。これらの色は、現代的なデザインを演出することができます。

思わず目を引くスタイリッシュな外観にしたい

スタイリッシュな外観の家を希望される方には、ビビットカラーを付帯部に採用したりワンポイントとして採用される方法がおすすめです。

また一部分にポイントとして絵をかいたり、タイル模様の採用もおすすめの方法です。

ヨーロピアンハウス風の外観にしたい

ヨーロピアンハウス風の外観にしたい方には、外壁ではなく窓やドアなど一部分にアクセントとして赤色や緑色などのカラーを使うことをおすすめします。

外壁はシンプルな色を選択し、はっきりとしたアクセントカラーを使うことでヨーロピアン風なおしゃれな外観に仕上げることができるでしょう。

外壁材からおしゃれに！サイディング外壁材の種類と選び方

住宅の印象は外壁の色だけではなく、使用している外壁材によっても大きく左右します。

ここでは、サイディング外壁材の種類と選び方、またそれぞれのサイディング材が与える印象について説明します。

窯業系サイディング：デザインが豊富で人気があるサイディング材

窯業系サイディングは日本で一番使用されているサイディング材で、施工が簡単で費用も安価であることが特徴です。

デザインが豊富でさまざまな種類があるため、希望に応じたデザインに仕上げることが可能です。

窯業系サイディングについては、以下の記事を参考にして下さい。

窯業系サイディングについて知りたい！特徴、費用相場、他の外壁材との違い

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金属系サイディング：木との相性抜群なモダン・クールな印象のサイディング材

金属系サイディングは重ね貼りなどのリフォーム工事にも多く用いられるサイディング材です。

元々は金属の質感を生かすために限定的なデザインしかありませんでしたが、近年は他のサイディング材と劣らないほど多くのデザインが販売されています。しかし金属系サイディングには塩害地域には適さないなど、立地条件によっては採用できないこともあります。‌

金属系サイディングの特徴や費用、おすすめのメーカーなどは以下の記事を参考にして下さい。‌

金属系サイディングについて知りたい！特徴、費用、おすすめメーカー

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木質系サイディング：木の風合いを生かしたサイディング材

木質系サイディングは、天然の木を使用したサイディング材です。

木の風合いを活かしたデザインであるため、よりナチュラルで自然な雰囲気を演出することができます。 温かみのある印象に仕上げたい方にもおすすめのサイディング材です。

木質系サイディングの特徴や費用、おすすめのメーカーなどは以下の記事を参考にしてください。

木質系サイディングとは？特徴、費用相場、おすすめメーカー

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樹脂系サイディング：メンテナンス不要のサイディング材

樹脂系サイディングは軽くて薄いサイディング材で色褪せがしにくい素材のため、サイディング材の中で唯一メンテナンスが不要であるといわれてます。

淡い色を中心としたカラー展開が豊富で、洋風の建物やナチュラルな雰囲気の建物に向いているサイディング材です。

樹脂系サイディングの特徴や費用、おすすめメーカーなどは以下の記事を参考にしてください。

樹脂系サイディングを徹底解説！特徴、費用、おすすめメーカー

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外壁塗装をおしゃれなデザインにしたい時の注意点

外壁塗装をオシャレなデザインに仕上げるには「理想のイメージを書き出す」「事前のシミュレーションを行う」「使用する色を3色以内にする」など、さまざまなポイントを押さえることが重要です。

下記では、おしゃれな外壁塗装を行うために押さえておくべきポイントをそれぞれ詳しく紹介します。

理想のイメージを書き出してみる

外壁塗装を行うにあたり、実際にどのようなカラーを使用したいのかという希望が決まっていない方も多いのではないでしょうか。

そのような場合は、まずは建物自体をどのようなイメージにしたいかという理想図を書いてみることをおすすめします。

落ち着いた雰囲気を好む方は落ち着いた雰囲気の家、周囲の家となじませたい場合はなじみやすいカラーをいくつか想像して書き出してみると理想のカラーが決まるかもしれません。

業者と話し合いを重ねることも大切ですが、まずはご自身がどのような雰囲気の建物を理想とするのか、理想のイメージを書き出してみましょう。

事前に必ずカラーシミュレーションを行う

陽が当たってる状態や影になっている状態、また朝晩の光の具合によって外壁のカラーの見え方は異なるため、色見本を見ただけでは実際のカラーとの相違がある場合もあります。

そのため、事前にさまざまなシチュエーションでのカラーシミュレーションを行っておく事をおすすめします。

また、紙や図面上で見たカラーと実際に外壁に施した後では色味が異なる可能性があります。

使用する色は3種類以内にとどめる

外壁塗装で使用する色は3種類以内が良いといわれています。

３色以上の色を使用した場合、メインの色が定まらなくなってしまったり、ごちゃごちゃした印象を与えてしまう可能性があります。

周辺環境に合わせた色選びも検討を

あまり奇抜な色を選びすぎると、周辺環境の建物から浮いた印象を与えてしまうこともあります。

外壁のカラー選びの際は、周辺の建物との相性も考慮しながら、最適な色を選びを行うことをおすすめします。

周囲の建物との相性が分からない場合は、専門業者に「なるべく目立たないようにしてほしい」などの要望を事前に伝えておきましょう。

まとめ

おしゃれな外壁塗装を行うためのポイントや、実際にどのような色の組み合わせがおしゃれな外壁に見えるかなど、さまざまなパターンを紹介しました。

取り入れる色によって住宅の外観やデザインがガラッと変わるため、事前のシミュレーションを必ず行い、納得がいく色を選定してから外壁塗装の依頼を行うようにしましょう。

またアクセントカラーを使用しない場合も、施工後にイメージが違ったといったようなトラブルが起きないように、事前にカラーシミュレーションをしっかり行うことが大切です。