外壁塗装のチラシは信用しても大丈夫？確認したい5項目

外壁塗装工事を検討している方の中には、新聞の折込チラシやご自宅の郵便ポストに投函されたチラシから業者の選定をしようと思っている方も多いと思います。

しかし外壁塗装の知識がないとチラシの情報を信用して良いのか分からず、判断に迷ってしまうこともあるでしょう。また、チラシを配布している業者の中には悪徳業者も存在しているため、できる限り気をつけなくてはいけません。

そこで今回は、チラシで営業活動を行なっている業者は信用できるのか？また数多くのチラシから優良業者を見抜く方法、チラシを参考にしつつ自分で外壁塗装業者を探す方法などについて解説します。

外壁塗装のチラシは信用しても大丈夫？

外壁塗装を依頼する業者を選定する際は、優良業者を選定することが大切です。

特にチラシなどから業者を選定したい場合は、外壁塗装のチラシに載っている情報だけを信用するのではなくさまざまな情報から総合的に判断することが大切です。

外壁塗装のチラシは作成会社に依頼したり自分で作成することもできるので、優良業者でも行っている営業方法の一つです。

しかしチラシを使った営業方法は悪徳業者も行っているため、チラシの中身をしっかりと見極めることが大切です。

また、チラシだけで優良業者かどうかを判断することは難しいので、できればインターネットなどでの口コミも参考にした方が良いでしょう。

外壁塗装のチラシには嘘が含まれていることもあるので注意

外壁塗装のチラシには嘘が含まれていることがあるので注意が必要です。

残念ながら外壁塗装のチラシに記載されている内容の中には、内容だけでは判断しにくい工事内容や費用、誇大広告が含まれていることもあるため、チラシの内容だけで簡単に判断しない方が良いでしょう。

大前提として外壁塗装工事の費用は外壁の塗装費用だけでなく、屋根や破風、鼻隠し、雨樋などさまざまな部分の塗装費用も発生します。

しかしチラシに載っている費用には細かな部分の塗装費用が含まれていないこともよくあり、チラシに記載された金額以外で別途費用がかかるというケースも少なくありません。

金額面の情報以外にもチラシの中には全ての情報が記載されていないことがほとんどですので、ホームページや口コミを確認してから判断をするのが良いでしょう。

チラシを配布している業者によっては料金が高額になることもある

外壁塗装業界では、大手のホームメーカーをはじめ、ホームセンター、外壁塗装専門の営業会社などさまざまな業者がチラシによる営業を行なっています。

しかしチラシを配布している業者によっては、外壁塗装の料金が相場よりも高額になることがあります。

地元の塗装業者がチラシを使うこともありますが、基本的にはチラシ作成の費用やデザイン料、ポスティング費用などをかけられるのは比較的に大きな外壁塗装業者です。

特に大手業者やホームセンター、外壁塗装専門の営業会社などは、チラシ作成をしていたとしても実際に塗装工事を行うのは地元の業者や下請け業者になります。

このような場合は塗装工事を実際に行う業者までに営業会社や仲介会社など2社以上の会社が関わっていることも少なくありません。

仲介業者が増えるたびにマージンが発生するため、施主が負担する外壁塗装の費用が高額になることがあります。

外壁塗装のチラシを見る際には、チラシを作成している業者がどのような業者なのかをしっかりと把握しておくことが大事です。

外壁塗装のチラシで確認したい5項目

外壁塗装のチラシの中で、必ず確認しておきたい項目を5つ紹介します。

それぞれの項目がクリアされているチラシであれば優良業者である可能性が高くなります。

チラシ確認ポイント①：会社名や住所

外壁塗装のチラシで一番先に確認しておきたいポイントは会社名や住所の記載です。

会社の住所がマンションの一室であったり、実在しない住所が記載されている場合があります。

住所が記載されている場合には、グーグルマップなどを使って実際にその住所に会社があるかどうかを確認する方が良いでしょう。

インターネットを使っても会社の所在が特定できない場合には、チラシの内容にも警戒が必要です。

チラシ確認ポイント②：費用相場

外壁塗装のチラシの特性上、金額面でアピールをしている業者が多く見受けられます。しかし外壁塗装には費用相場が存在しているため、あまりにも費用相場からかけ離れている金額のチラシを作成している業者は信用できないといえるでしょう。

外壁塗装の費用相場は建物の大きさや使用する塗料によって異なるため、工事を依頼する前にしっかりと把握しておく必要があります。

費用相場をある程度把握しておくことにより、業者が提示した費用が適切であるかどうかをご自身で判断することができます。

外壁塗装の費用相場については、以下の記事を参考にして下さい。

外壁塗装の費用相場を知ろう！坪別の適正料金を解説

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また、外壁塗装のパック料金にも注意が必要です。パック料金とは、例えば「外壁塗装一式80万円」などという表記がされていて、金額の中に全ての料金が含まれている一見お得なパッケージ料金です。

費用を把握しやすくとても魅力的に感じられますが、基本的にパック料金はおすすめできません。パック料金に含まれている工事内容が契約書に明記されておらず、予想外の追加料金が請求されるなどの落とし穴が多く、パック料金によるトラブルも相次いでいます。

そのため、パック料金で外壁塗装工事を依頼する際には、必ず内訳や工事内容を把握し、契約書に明記してもらうようにする必要があります。

外壁塗装のパック料金については、以下の記事を参考にして下さい。

外壁塗装の「パック料金」は本当にお得？パック料金の落とし穴を解説

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チラシ確認ポイント③：施工実績

チラシに載っている施工実績も確認しておきたいポイントです。

外壁塗装では、信頼できる業者かどうかを判断する方法の一つに施工実績があります。施工実績が豊富な外壁塗装業者であればそれだけ工事を受注しているということになり、信頼のある業者と判断することができます。

施工実績はチラシ以外にも業者のホームページなどでも確認することができますので、業者のホームページなどで多くの施工実績を確認した方が良いでしょう。

また、グーグルマップのレビューなど、操作性のない口コミを探してみるのも信頼できる業者かどうかを判断する材料に使えます。

チラシ確認ポイント④：保証やアフターフォローの有無

チラシに外壁塗装後の保証やアフターフォローがあるかも確認した方が良いでしょう。

外壁塗装では工事直後に不具合が見つからなくても、施工後数年で異変が発生することがあります。

そのため、不具合が見つかった場合の対処方法や補修費用など具体的な保証があるかどうかがとても重要です。

一般的には塗装から10年間の塗膜保証などがありますが、保証の内容にも注意が必要です。

10年の間に経年劣化によって色褪せや変色などが起こる可能性もあるので、どのような状態になった場合に保証が使えるのかなど細かな部分を知っておくことが重要です。

また、保証期間のアフターフォローなども併せて確認をするようにして下さい。

チラシ確認ポイント⑤：在籍している職人が持っている資格など

外壁塗装では、実際に施工する職人の技術が最終的な仕上がりや塗料の耐久性に影響します。そのため、実際に外壁塗装を行う職人が所有している資格も大切です。

例えば一級塗装技能士は、最低でも最低でも7年以上の外壁塗装経験がなければ資格を取得することができません。

そのため、一級塗装技能士の資格を持っている職人は外壁塗装に関する知識や経験が豊富であるといえます。

外壁塗装業者が持っていると良い資格について、こちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

信頼できる業者が保有する外壁塗装の資格・免許一覧！

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優良業者のチラシに掲載されている5つのポイント

外壁塗装の優良業者のチラシには、必ず確認しておきたい5つのポイントの他にも優良業者を見分けるための大事なポイントが掲載されています。

ここでは、優良業者がチラシに掲載しているポイントを紹介します。

大げさな宣伝文句を使っていない

優良業者のチラシには大げさな宣伝文句を使用せず、外壁塗装で必要な工程や費用が具体的に掲載されています。

チラシを使ってキャンペーンなどを行うことはありますが、「期間限定」や「棟数限定」「足場代サービス」などの宣伝文句を使い集客を行うことはありません。このような表現で契約を急かす業者には注意が必要です。

特に足場代に関しては、サービスで値引きを行うことはありえません。

足場代は費用の2割を占めているため、サービスを行えば業者側の利益がほとんど失われてしまいます。

費用の内訳を詳細に紹介している

外壁塗装にかかる費用の内訳を詳細に記載されているかどうかも、優良業者かどうかを見極めるポイントになります。

例えば「一式◯◯円」といった表記ではなく、各工程の金額や塗料の値段など具体的な費用が記載されていることが重要です。

チラシに各工程の費用内訳が細かく記載されている場合は優良業者である可能性が高いといえるでしょう。

自社の強みを分かりやすく掲載している

費用の内訳だけではなく、自社の強みを分かりやすく掲載しているかどうかも優良業者を見極めるポイントです。

例えば今までの施工実績や職人の声をはじめ、保証やアフターフォローなどを掲載していれば優良業者である可能性が高いといえます。

地域密着型の外壁塗装業者である

地域密着型の外壁塗装業者であるかどうかも、優良業者を判別するポイントになります。

お住まいの地域での施工実績や完成後の写真などが掲載されていれば、ある程度信用ができる業者であるといえるでしょう。

経営者や職人の顔が掲載されている

優良業者のチラシには、経営者や職人の顔が掲載されていることが多いようです。

外壁塗装工事は信用商売ですので、チラシに顔を載せられることは一定以上の信用を得ている証明ともいえます。

さまざまなチラシを比較検討することが大切

外壁塗装業者の選定をチラシから行う際は、さまざまな業者のチラシを比較検討すると良いでしょう。

必ず確認しておきたい5つのポイントなどをチェックし、時間をかけてじっくりと検討することが大切です。先述した通り、大げさな宣伝文句を使っている業者などはあまり信用できるとはいえません。

また、チラシに自社ホームページのURLが記載されている場合は、ホームページなども併せて確認すると良いでしょう。

外壁塗装の業者をチラシ以外で探す方法

外壁塗装の業者をチラシ以外で探す方法には、地域の商工会議所などが行う外壁塗装セミナーなどに参加する方法があります。商工会議所に登録された業者が参加しているので、安心して比較検討することが可能です。

また、現在ではインターネット検索によって簡単に複数の業者をみつけることができます。インターネットを使った場合でも複数の業者から相見積もりを取った上で比較検討することが重要です。

特に実際に外壁塗装を行なった方の口コミなどはとても参考になるので、必ずチェックするようにして下さい。

まとめ

外壁塗装のチラシだけでは優良業者を確実に判別することは難しいですが、チラシに記載されている内容からある程度判断をすることが大切です。

会社名や住所など基本的な情報をはじめ、施工する職人の資格や経験・施工実績などが掲載されているかどうかをしっかりと確認して下さい。また、チラシだけではなく業者のホームページなどの確認も重要です。

そして何よりも重要なのが、複数の業者から比較検討をするということです。１社のみでは情報が少なく、本当にその業者が適切なのか判断ができません。複数の業者から同じ内容で見積もりを取ることにより、費用や施工内容などを正しく比較することができるでしょう。