外壁塗装のアフターサービス・定期点検の重要性、サービス内容のチェックポイント

外壁塗装の業者選びの際に多くの方が重要視することが、工事の内容や工事にかかる費用だと思います。

しかし実は業者選びで一番大切なことは、アフターサービスが充実しているかどうかです。施工を行う際は必ずアフターサービスを行なっている業者に依頼をすることが重要です。

また、ただアフターサービスがあれば良いというわけではありません。住宅を守っていくためにもアフターサービスの内容はとても重要なので、施工後の定期点検の有無や保証の有無などを事前に確認しておく必要があります。

今回は、そんな外壁塗装のアフターサービスの重要性について解説します。

外壁塗装はアフターサービスを行なってくれる業者がベスト

外壁塗装の塗り替え・メンテナンスの周期は平均して10年前後とされています。

しかし、外壁の環境や状態によっては外壁塗装の塗り替え・メンテナンス周期よりも早い時期に塗料が剥がれてしまったり、外壁にひび割れが起きてしまう可能性があります。

程度が大きくなると早急にメンテナンスを行う必要がありますが、知識のない素人ではすぐに塗装工事をするべきかそうでないかの判断をすることができません。

そのため、外壁をより長持ちさせる・最適な塗装時期を明確に判断するためには、外壁塗装工事を行った後に定期点検などのアフターサービスを行っている業者を選択することが大切です。

外壁塗装のアフターサービスの重要性

戸建て住宅は一生に一度の大きな買い物だと言われています。

ほとんどの方は購入した住宅に長く住み続けます。だからこそできるだけ長く住宅を美しく安全な状態で保ち続けるために、外壁塗装が欠かせません。

では、外壁塗装のアフターサービスがどれだけ重要なのか、各項目ごとに見てみましょう。

外観を美しく保つため

外壁塗装は住宅の外観を美しく見せるために最も重要ですが、それ以外にも外壁塗装は建物の構造・機能性・安全性を維持する効果もあります。

外壁は年間を通して紫外線や雨風の影響を受けているため、時間が経つと塗装が色褪せたり、ひび割れ・剥がれなどさまざまな症状が現れます。

美観を損なってしまった建物は外観が美しくなくなってしまうだけでなく、安全性や機能性も低下してしまうため、外壁の状態を定期的にチェックすることが大切です。

つまり外壁塗装のアフターサービスを適切に行うことで建物の外観を美しく保ち続け、建物の寿命を長持ちさせることつながります。

住宅の劣化を進行させないため

劣化した住宅を進行させないために一番大切なことが、早期発見と早期修繕です。

塗装部分のひび割れ・剥がれの度合いが少なければ少ない時期に対応をするほど、施工期間や費用をかけずに修復することができます。

万が一外壁が剥がれてしまったりひび割れの部分に雨水が入り込んでしまうと、外壁塗装の中の防水シート内にも雨水が浸食してしまい、建物全体の寿命が短くなってしまうだけでなく安全性も低下してしまいます。

外壁がボロボロになってしまった建物は見た目の雰囲気が悪くなってしまうことはもちろん、建物自体の強度なども低くなるため、安全に住み続けることができなくなってしまいます。

そのようなことが起きることがないよう、定期点検で建物の劣化箇所を早めに発見することがとても大切なのです。

工事後の外壁の状態を確認するため

定期点検は外壁の劣化やひび割れなどを発見するためだけに行うわけではなく、施工を行って数年経った外壁の状態の経過観察の意味合いも込められています。

外壁がきちんと機能しているかどうかという点はどうしても素人の目では判断しにくい部分であるため、プロの業者の目で確認を行う必要があります。

外壁塗装業者のほとんどは施工後のアフターフォローや定期点検がサービスに含まれていますが、中にはアフターサービスを行っていない業者も存在します。

アフターサービスが施工内容に含まれていない業者は、施工後に万が一トラブルなどがあっても丁寧に対応をしてくれない可能性もあるため、避けておいた方が良いと言えるでしょう。

外壁塗装の基本的なアフターサービスの内容とは？

外壁塗装業者のほとんどが行っているアフターサービスですが、ひとくちにアフターサービスといってもその内容は施工業者によってさまざまです。

しかし基本的なアフターサービスの内容は一致していることが多く、ほとんどの施工業者が共通して行っていることがあります。

ここでは、外壁塗装業者が行っている代表的なアフターサービスの例を見ていきましょう。

工事後の定期点検

アフターサービスの中でも一番代表的なものとして挙げられるのが、施工後の定期点検です。

外壁塗装工事を行った施工業者と同じ業者が点検を行うため、何か不具合や困ったことなどがあれば相談することができます。

一般的に定期点検は施工後5年・7年・10年のタイミングで行われていることが多いですが、場合によっては施工後1年・3年で点検を行う親切な業者もあります。

点検を行った際は「点検証明書」「工事保証書」など、何らかの書類が発行されることが多いので、次回点検を行う時まで大切に保管しておくようにしましょう。

定期点検では外壁部分の色褪せや剥がれ、ひびなどが発生していないか・シーリングに問題が起きていないかなどを確認します。

ドローンやカメラなどを用いてじっくり点検を行う企業もあります。

ほとんどの場合は一年点検では劣化やひび割れなどは起きていないことが多いですが、施工不良の場合などはすでに変化が起きていることもあります。

そのため点検頻度や回数が多い施工業者の方が、より安心して施工依頼をすることができるでしょう。

また、点検時には日頃から気になっている部分について、施工業者にと伝えてみると良いでしょう。

すぐに処置が処置が必要な劣化なのかどうかを聞くことができます。

不具合が起きた時の対応

塗装工事の施工後に万が一不具合などがあれば、原因を調べてもらうことができます。

また調べた結果、保証が適応される範囲内の不具合であれば無償で補修をしてくれます。

例えば塗料不良の場合はメーカーの調査が入るなど、その都度不具合に応じた対応をしてくれるので安心です。

もしも保証対象外の原因であった場合でも外壁塗装業者が対応してくれるので、おかしいと思うことや困ることがあれば施工を行った業者に連絡をすることで解決できます。

外壁塗装工事では、業者の保証が効かない場合でも火災保険などを利用することができる可能性もあります。

一概に保証が効かない＝お金が必ずかかるというわけでもありませんので、不具合が起きた際にはまず業者側に相談してみることが大切です。

アフターサービスで外壁塗装の業者を選ぶ際の注意点

住宅に長く住み続ける以上、外壁塗装工事によるメンテナンスは切っても切り離せないものです。

外壁塗装工事は数十年ごとの塗り替えが必要ですし、施工にかかる費用も決して安い金額ではありません。

アフターサービスが充実している施工業者を選ぶことは、できるだけ長く外壁を美しく、機能性を失わず保ち続けることにつながります。

ここでは、アフターサービスの内容で外壁塗装業者を選ぶ際の注意点について解説します。

アフターサービスの内容を確認する

外壁塗装の契約を行う前に、アフターサービスの内容を細かく確認しておきましょう。

定期点検の有無はもちろん、不具合が起こったときの対応や施工後のアフターケアなど、塗装工事業者によって内容は異なります。

アフターサービスがあるとの記載があるのにもかかわらず、実際には何も保証をしていない業者も存在するため、「アフターサービスがあるから安心」ではなく、具体的にどのようなアフターサービスを行っているかまで確認をしておきましょう。

施工業者によるアフターサービスは基本的に無償で行っていますが、中には出張代金がかかる施工業者や別料金がかかる施工業者もあるため、料金がかかるかどうかについても合わせて確認が必要です。

また定期点検を行う際、事前にお知らせをしてくれる場合が一般的ですが、自ら連絡をしないと点検をしてくれない施工業者もいます。

もしも気づかずに一定期間を経過してしまった場合、そのまま点検を受けることができないなどのトラブルが起きる可能性もあるため、事前のお知らせなどをしているかどうかについても聞いておきましょう。

保証の内容を確認

保証を行っている外壁塗装業者の場合は、保証の内容についても事前に詳しくチェックしておきましょう。

この時、外壁塗装業者が打ち出している謳い文句に惑わされないようにすることが重要です。

保証内容の確認をする際は、保証の範囲・期間などを確認する必要があります。

「保証期間30年」など、あまりに長すぎる期間を打ち出している場合は注意が必要です。

外壁塗装の塗り替え周期はそもそも10年ほどのため、30年後に必ず保証をしてくれるとは限らないからです。

「この劣化はこちらの不手際が原因ではない」と判断された場合、30年保証がついている場合でも保証は受けられないため、期間が長い＝良い施工業者とも限らないということを心得ておきましょう。

詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。

外壁塗装の保証の期間はどれくらい？保証の種類や内容も解説

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アフターサービスを行なっている外壁塗装業者の探し方

アフターサービスを行なっている外壁塗装業者を探すことは、建物を長持ちさせ、綺麗に保ち続けるためにとても大切なことです。

数年に一度の定期点検で住宅の欠陥や劣化を見つけることができる可能性もあるでしょう。もしも建物に重大な劣化や損傷があった場合、すぐに補修や塗装工事を行わないと手遅れになってしまうこともあります。

そのようなことにならないためにも、外壁塗装工事を依頼する際は必ずアフターサービスを行っている施工業者に依頼をしましょう。

また、施工業者のホームページなどに記載されている表面上の言葉を信用するだけではなく、実際にその業者を利用して施工を行った方の声や口コミなどを参考にすることで、より信頼度が高い優良業者を探すことができるでしょう。

外壁エージェント（当サイト）でも利用者の口コミが確認できるのでぜひ参考にしてみてください。

まとめ

外壁塗装のアフターサービスの重要性や、サービス内容で注目すべきポイントを解説しました。

住宅は人生で一番大きな買い物であり、そこに住む全員がくつろぐことのできる癒しの空間です。

住宅の安全性や建物の保護に大きく関わっている外壁塗装工事は、施工業者が住宅の寿命を大きく左右するといっても過言ではありません。

外壁塗装業者を選ぶ際は、口コミ・評判を十分に参考にすることはもちろん、アフターサービスや保証内容についてもよく確認した上で施工業者を決定することが大切です。