ケイミューのサイディングが知りたい!特徴、おすすめサイディング材
外壁建材メーカーとして大阪に本社を構えているケイミューは、光触媒技術を使用した外壁の開発を行なっています。
ケイミューの外壁材は耐候性に定評があり、窯業系サイディングなどは金属系サイディング並みの耐用年数を可能にしています。
住宅を新築する際やリフォームする際に業者からケイミューの外壁材について案内された方も多いと思いますが、実際にどのような特徴があるのか、どのような外壁材を扱っているのかご存知でない方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はケイミューのサイディング外壁についての特徴や商品などを紹介します。
目次
ケイミューとは?
ケイミュー株式会社は、大阪に本社を構える外壁建材メーカーです。
屋根材・外壁材・ソリドなどの製品の販売しており、特に外壁材の「光セラ」は窯業系サイディング業界初となる光触媒コーティングとして人気を集めています。
ケイミューは環境や持続可能な開発目標(SDGs)への取り組みを行なっており、令和元年度資源循環技術・システム表彰(第45回)を受賞しました。
また、環境への配慮を行うとともに耐候性や耐用年数に優れた商品開発を続けています。
ケイミューのサイディング材の特徴
ケイミューで製造・販売しておるサイディング材には「セルフクリーニング機能」「美しいデザイン」「軽量設計」「断熱性や遮音性が高い」「環境に配慮したサイディング」などの特徴があります。
下記では、それぞれの特徴について詳しく解説します。
美しい外壁を長期間保つセルフクリーニング機能
「レジュールシリーズ」や「光セラシリーズ」などはセルフクリーニング機能を備えています。
太陽の力で汚れを分解する効果があるため外壁に汚れがつきにくく、長期間美しい外壁を保つことができるのが特徴です。
また紫外線の影響なども受けにくく、長期間にわたり外壁の色褪せを防ぐことも可能です。
個性的な美しいデザイン
ケイミューの外壁材はストーン柄・コンクリート柄・レンガ柄などさまざまなデザインから選ぶことができるのが特徴です。
4種類の基材に加え、9種類の塗装方式も備わっているため、外観にこだわりを持つ方やデザイン性を重視している方にとってもそれぞれの個性に合ったデザインに仕上げることが可能です。
耐震性と耐火性に優れた軽量設計
ケイミューのサイディング材は軽量設計のため、地震などの大きな揺れが発生した際の耐震性能が高くなっています。
また耐火性にも優れているため火災が起きた際の被害を最小限に抑えることができるほか、結露やウィルスなどの付着・繁殖からまもることができ、安心で快適な生活を維持することが出来ます。
断熱性と遮音性が高く住まいを快適な空間に
ケイミューのサイディング外壁は断熱性が高く快適な室温を維持することができるため、冷暖房の使用頻度を減らすことができ環境にも優しい外壁材であるといえます。
外気温の影響を受けにくいため年間を通して心地よい生活空間で過ごすことができ、優れた遮音性でプライベート空間を守る事も出来ます。
断熱性能についてはモルタル外壁の6倍、遮音性能については音がほとんど気にならないため、外部の音の侵入、室内の騒音が外に漏れ出すことを防いでくれるのが特徴です。
地球環境に優しく空気を清浄する効果も
ケイミューのサイディング外壁は全商品に石綿を使用していません。
またケイミュー外壁材には車の排気ガスに含まれるNox(窒素酸化物)などの有害物質を無害化する働きがあり、建物内で生活をする人だけでなく、地球環境にも配慮した外壁を製造・販売しています。
ケイミューのおすすめ窯業系サイディング材
ケイミューでおすすめしている窯業系サイディング材には「レジュールシリーズ」「光セラ18シリーズ」「光セラシリーズ」など豊富な種類があります。
下記では、それぞれの外壁材の特徴を詳しく紹介します。
レジュールシリーズ
レジュールシリーズは邸宅の風貌をまとった圧倒的な深掘りの外装パネルが特徴です。
ケイミュー独自のエアーイン製法で22ミリという厚さながらも軽量化を実現しており、光触媒+無機塗装でセルフクリーニング機能を発揮することができるため、NOx(窒素酸化物)などの有害汚染物質を無害化し、いつでも外壁を美しく保つ効果があります。
全6種類を展開(レイヤーブロック・トリムロック・ランドウィッシュ・クリスタルキューブ・カーブストーン・トローンリッジ)しています。
光セラ18シリーズ
高い耐候性で色褪せや日焼けを防ぐ効果があります。
また外観の造形も美しく、深掘りで力強い印象が大きな特徴の外壁材です。また光培養技術によりウィルスを不活性化することができるので、年中空気の綺麗な環境で安全に過ごすことができるのも大きな特徴です。
多彩なラインナップ(ガーランドタイル・ラフシェイク・コンポジション・トリニティストーン・グラフストーン・ハーモレイドなど)を揃えているため、場面や用途、好みに応じてデザインを決定することが出来ます。
光セラシリーズ
光セラシリーズ光触媒で、汚れを分解し雨で洗い流すことができるセルフクリーニング機能が備わっています。
特に汚れが目立ちやすい白い壁に採用することをおすすめです。
抗ウィルス・抗菌作用もあるため、小さなお子様がいる家庭でも安心して過ごすことが出来ます。
親水パワーコート
親水パワーコートの最も大きな特徴は優れた耐候性です。
一部無機含有のアクリルシリコンクリヤー塗装が着色層を保護するため色褪せが少なく、メンテナンス時の塗り替えの手間を減らすことが出来ます。
また厳しい独自試験(促進耐候性試験)をクリアしているのも特徴です。
ディズニーシリーズ外壁材
ディズニーシリーズの外壁材ではミッキーマウスやくまのプーさんなどのキャラクターが描かれています。
ケイミュー独自の技術はそのまま残し、ディズニーが大好きな方のために作られたセミオーダー仕様の製品です。
ケイミューのおすすめ金属系サイディング材
ケイミューでおすすめしている金属系サイディング材は「はる・一番」です。
金属系サイディングは、今現在窯業系サイディングの住宅にお住まいの方でもリフォームによって取り入れることができる外壁材です。
金属サイディング はる・一番
「はる・一番」の特徴を詳しく紹介します。
■遮熱性フッ素焼付塗装を全商品にコーティングしている
色褪せに強く、施工時の外観の美しさを長持ちさせることが出来ます。
■独自の成形技術による金属らしい質感、豊富なデザインとカラーを展開
建物のイメージに合わせた3種類のラインナップを展開しています。
新築はもちろん、リフォームや商業施設などさまざまな場面で使用することが可能です。
陰影が豊かでメリハリのあるデザインが特徴で、外観にこだわりを持つ方にもおすすめです。
■サイディング本体に軽量の芯材を使用、地震でも揺れにくい
モルタル外壁の1/10の重さで地震などの揺れによる影響を最小限に抑えています。
■優れた防水性で雨水の侵入を防ぐ
本体かん合部・専用部材に水密材を施しているため、防水性に優れています。
■遮熱・断熱機能に優れ快適な環境に
トップコートに遮熱性フッ素焼付塗装、芯材に硬質イソシアヌレートフォームを使用しているため、遮熱性・断熱性の効果が高くなっています。
サイディング外壁のリフォーム方法や費用・工期など
サイディング外壁材では「塗装」「重ね張り(カバー工法)」や「張り替え」などの工法を行なっています。
中でも新しいサイディング材を採用する場合は「重ね張り(カバー工法)」「張り替え」の2種類を用いて施工を行うことが特徴です。
下記では、「重ね張り(カバー工法)」「張り替え」それぞれのリフォーム費用や工期などを解説します。
重ね張り(カバー工法)によるリフォーム
重ね張り工法はカバー工法とも呼ばれていて、既存の外壁の上から新しいサイディング材を貼り付ける方法のことを指しています。
リフォームにかかる期間は7日〜14日程度で、一般的な重ね張り(カバー工法)を行う場合は金属系サイディングの使用が基本とされています。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
張り替えによるリフォーム
張り替えとは、既存の外壁を撤去し新たなサイディング材を貼り付ける方法のことを指しています。
先述したとおり、重ね張り工法(カバー工法)の場合は金属系サイディングの使用が一般的ですが、金属系サイディング以外のサイディング材に張り替えたい時は張り替えを行うことがほとんどです。
工期は重ね張り工法(カバー工法)よりも長いのが特徴で、2週間〜3週間前後かかります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
サイディング外壁の種類別メリット・デメリット
サイディング外壁にはどのようなメリット・デメリットがあるのかご存知でない方も多いのではないでしょうか。
次の項では、窯業系サイディング・金属系サイディング・木質系サイディング・樹脂系サイディングのメリットやデメリットをそれぞれ解説します。
日本で一番人気な外壁材である窯業系サイディング
窯業系サイディングは、日本で一番使われる機会の多い外壁材です。
特徴やメリット、デメリットは以下の通りです。
■特徴
窯業系サイディングは、セメントに繊維質を混ぜ、板状に形成した外壁材のことを指しています。
色やデザインのバリエーションが幅広くさまざまなシチュエーションで使用できることから、日本国内で一番使用されている外壁材とされています。
■メリット
タイル調・木目調・石柄など豊富なデザインを取り揃えています。
材料費が他の外壁材と比べると安価で取り扱うことができる業者も豊富なことから、初期費用を抑えることができ、施工期間も短くすることが出来ます。
また耐火性に優れているため、近所で火災が発生した際の被害を最小限に抑えることができるのも大きなメリットです。
■デメリット
他の外壁材と比較するとメンテナンス期間が短く元から防水機能が備わっていないため、こまめな防水加工が必要となります。
また、窯業系サイディングに使用されているセメントは熱を蓄積しやすい性質を持っているため、室内温度が上がりやすいためエアコンの使用頻度が上がる・光熱費が高くなるのもデメリットと言えるでしょう。
詳しくはこちらの記事を参考にして下さい。
軽量で耐震性が高い金属系サイディング
金属系サイディングは、耐震性に優れた外壁材として知られています。
特徴やメリット、デメリットは以下の通りです。
■特徴
ガルバリウム鋼板などの金属を形成して作られている外壁材です。
窯業系サイディングと比較すると水分が内部に染み込みにくい構造になっているため、雨漏りなどの発生がしづらいという特徴があります。
■メリット
工期が短く、比較的安価で施工することが出来ます。
断熱性や遮音性が高く、ひび割れや凍害にも強い性質があります。
■デメリット
塩害や錆びに弱く、海が近い地域の建物にはあまり適していません。
また強度は高いものの、衝撃が加わることで変形する恐れがあります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
天然木から作られている木質系サイディング
木質系サイディングは天然木から作られているため、木の温もりを感じることができるサイディングとして人気があります。
特徴やメリット、デメリットは以下の通りです。
■特徴
木質系サイディングはその名の通り天然木を用いて作られています。
金属系・窯業系サイディングで作り出す木目調とは異なり、よりリアルな木の質感や素材を味わいたい方や外観に高いこだわりを持つ方におすすめの外壁材です。
■メリット
木質系サイディングのメリットは断熱性が高いという点です。
直射日光が当たりやすい地域や寒暖差の激しい立地にお住まいの方にはおすすめの外壁材といえるでしょう。
また木の温もりを感じることができるほか、人工的ではなく高級感のある仕上がりにすることが出来ます。
■デメリット
木質系サイディングは、天然木を使用しているため高価で劣化しやすいというところがデメリットといえるでしょう。
外観や機能性を維持し続けるためには、こまめなメンテナンスが必須となります。
また施工できる業者も少なく、高い人件費がかかることもあるので注意が必要です。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
メンテナンスいらずな樹脂系サイディング
樹脂系サイディングは日本ではあまり使われていないものの、北米エリアなど寒い地域でよく使われている外壁材です。
特徴やメリット、デメリットは下記の通りです。
■特徴
樹脂サイディングは、塩化ビニル樹脂を使用した薄い板状の外壁材です。
シーリングを使用せず施工をすることができるため、他の外壁材よりもメンテナンスの手間が低いのが特徴です。
■メリット
樹脂系サイディングの一番のメリットはなんといってもメンテナンスの手間が少ないという点にあります。
耐久性も高く他の外壁材が10年に一度はメンテナンスが必要なのに対し、樹脂系サイディングは20年〜30年ほど塗装の必要がない場合もあります。
また凍害や塩害に強いのも大きなメリットです。
■デメリット
樹脂系サイディングはデザインの幅が狭く、外観にこだわりを持つ方には不向きの外壁材です。
また、費用も高額で施工できる業者が少なく、日本ではあまり採用している住宅がありません。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
ケイミューが製造・販売を行なっているサイディングの特徴や費用、メリットやデメリットについて詳しく解説しました。
ケイミューの外壁材の採用を検討している方は、施工業者とじっくり話し合いを重ね、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で施工を行うようにしましょう。
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